50歳になってしまった

信じられないのだが、50歳になってしまった。

50歳になった人が、みんな「信じられん」と思っているかどうかは知らないが、結構な数の人がそんなふうに感じているのではないかとにらんでいる。

20代、30代の頃はオッサンたちが、「どうも自分がオッサンになったという気がしなくて困る」と言っているのをよく聞いた。当時は何を言ってやがると思ったものだが、今自分がそう思っているのだから、世話はない。

それでも、ああ自分はオッサンになってしまったなと思うこともある。第一口が重くなってきた。何か言うと、こういう人はこんなことを思うだろう、ああいう人はこんなことを思うだろうと、先走って案じてしまう。面倒だから口をつぐんでいる。随分卑怯な話だ。

しかし、まあこれは匿名のブログだ。口をつぐんでいなくたって、卑怯の分量が目減りする心配はない。まあ、少しばかりは正直なところを書いてみようかと考えた。